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交響組曲エオルゼア@東京国際フォーラムA

今回はゲーム内を離れて、ゲーム外のイベントに参加したお話。
ゲーム内と違って画像はいっさいありません。
また、公演内容に大きく触れますので、ネタバレ注意でございます。長文です。




9/23、9/24の2日目に渡って行われたFF14のオーケストラコンサート「交響組曲エオルゼア」。
最終公演でもある9/24夜の部を観覧しました。
会場は東京国際フォーラムAホール。オーケストラコンサートができるホールとしては日本最大級だそうです。
指揮は栗田博文さん。演奏は東京フィルハーモニー交響楽団。日本屈指の伝統を誇る楽団だそうです。

約5000席ソールドアウトとのことで、入場待ちも物販待ちも大行列。
物販待ちの行列に並びましたが、主要商品がほとんど完売とのことで、急遽離脱。
公式パンフレットのみ販売の行列に切り替えましたが、こちらも大行列。
誘導員がほとんどいない中、整然と整列ギミックをこなす光の戦士たち。

演奏は二部構成。第1部は新生エオルゼア、第2部は蒼天のイシュガルドのテーマに沿った編成でした。

1曲目のウルダハのテーマの"イベントスタート"感。
ゲーム体験だけでなく、PLLなどゲーム外でのイベントを積み重ねてきた成果かもしれません。
なぜか公園のベンチの画像が思い浮かんだんでけど、何ででしょうね?
どの曲も、オーケストラならではの豪華さで、ゲーム内で聴くものとは一味違うものですが、
個人的には「究極幻想」(アルテマウェポン戦)、「白銀の凶鳥、飛翔せり」(侵攻4層後半)はグッとくるものがありました。
苦労したボスのBGMとして印象に残っているだけでなく、曲としても好みというのが大きな要因です。
オーケストリオン実装のおかげで、「究極幻想」はハウジングの家具配置の時のテーマソングになっています。
(特に浮かせとかの細かい作業時)

演奏の合い間には、FF14のプロデューサー兼ディレクターの吉田Pが司会を務め、曲紹介をするだけでなく、
FF14のサウンドディレクターの祖堅さんや、FFシリーズの音楽の生みの親である植松さんが軽妙なトークを繰り広げました。
ゲームクリエイターがクラシックコンサートの司会をしたり、トークで大きな笑いを生み出したりとおかしなことになっていますが、
ゲームジャンルの性質上対立しがちなMMOプレイヤーとスタッフが、FF14ではわりと近しい距離感でいるのは、
この人たちの気さくな態度やサービス精神旺盛なことにもよるところが大きいと、改めて感じました。

さて、20分ほどの休憩を挟んで第2部。
蒼天のIDボス曲からスタートし、「Dragonsong」で大きな盛り上がりを見せました。
第1部のトリであった「Answers」もそうでしたが、オーケストラをバックに歌うスーザン・キャロウェイさんの歌声が素晴らしかったです。
さらに、アレキサンダー天道編4層の曲である「メビウス」では、時間停止のギミックが!(ゲーム内では「ライズ」中ですが)
突然、停止する指揮者の栗田さん。演奏者。それを察して物音を一切立てない観客。頭の中でなり始める時報の音。そこに・・・
この先は12/20に発売予定のブルーレイ版オーケストラアレンジアルバムで確認してください(ダイレクトマーケティング)。
演奏中の曲に合わせて、ステージ後方の大型ビジョンでゲーム内のイベントシーンや戦闘シーン、当日の演奏の様子が流れているのですが、
第2部後半は、「Dragonsong」での教皇庁のあのシーン、「忘却の彼方」(蛮神シヴァ討滅戦)でのアジス・ラーのあのシーン、
さらには祖堅さんのトークなど、光の戦士を泣かせに来る演出により、周囲にも鼻をすする音があふれていました。
「忘却の彼方」は本来新生エオルゼアの曲なので第1部に入るはずですが、あえて第2部に持ってきたのは祖堅さんの強いこだわりを感じました。
個人的には「英傑」(ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦)が聴けたので満足です。贅沢を言うなら極ナイツからのナイツが良かったなぁ・・・

アンコールは2曲。
「そして世界へ」と「天より降りし力」でした。
「天より降りし力」は以前からFFシリーズコンサートで演奏されていましたし、物販のオルゴール曲でもあったので、
セットリストにない以上、アンコールで来るのは予想が容易でしたが、
「そして世界へ」という選曲は、意外というかシークレットで紅蓮の曲を1曲入れてくると思ってたので、そう来たかという感じでした。
ここに来てようやく、オーケストラとして一体感が感じられるようになりました。
特に「天より降りし力」は、何年も前からFFシリーズのコンサートで演奏され、楽団としても演奏実績があるので、
完成度が他の曲とは一線を画すものでした。きっと、譜面の推敲も演奏を通して何度もされているのでしょう。

そんなこんなで約2時間半の「交響組曲エオルゼア」は終演。満足感を持って帰路に着いたのでした。

公演内容は非常に満足の行くもので、可能ならば再演や第2弾を希望します。
2020年の五輪に向けて会場を抑えるのが大変だそうなので、さらに先になりますかね・・・

物販に関しては、列誘導や在庫数など要改善の部分が多かったです。
誘導については、誘導係が専門業者なのか自前なのかはわかりませんが、
この規模で行うならきちんとした業者に委託したほうが良いと思います(へたくそな専門業者もある)。
在庫については余ったときの管理などの問題はあるのでしょうが、
後からe-storeでの販売もできるわけですし、強気の在庫体制でも良いと思います。

以上、テンションが上がって寝付けないので書きなぐってみました。



by xiao_nelson | 2017-09-25 03:13